今回は、「人時売り上げ」について書きます。
まず設定したのが、
FLコストの確認(人件費設定)
ですね。
人時売り上げとは
売り上げに労働時間を割ったものを人時売り上げと言います。
人時売り上げ=売り上げ÷労働時間
です。
簡単に言うと、1時間に一人当たり、「いくら売り上げているか?」というのが
人時売り上げでございます。
飲食店ではこの数字をかなり重要視して見てます。
店長たちの話で、
「月間人時売り上げ計画が4,500円だったんだけど
昨日は5,000円超えてしまってすごく大変だったよ。」
という会話を聞くことがあります。
この人時売り上げは、おおよその目安。
高すぎるとシフトがカツカツでとても運営にならない状況だし。
低くても人が多過ぎて人件費を垂れ流し、利益が減ります。
こちらも売り上げ予測同様、
「適正な人時売り上げ設定」
を考えてシフトを組みましょう。
実際に計算してみよう!!
以前書いたブログを参考にしてみましょう。
今回は人件費を計算するのでは無いので、
「総労働時間」を用いて計算します。
売り上げ予測は400万円でしたね。
総労働時間は990時間という数字を出しました。
では、
売り上げ予測÷総労働時間をやって、人時売り上げ
を出してみましょう。
4,000,000円÷990時間=4,040.4円
という金額が出ました。
この4,040.4円が人時売り上げです。
これを高いか低いかと言い切るのではなく、あくまでも目安の数字です。
たとえ、上司がこんなの低すぎるだろう!!と言っても、
店の動線、運営タイプ、宅配を導入している、24時間運営している等で
人時売り上げは変わります。そのような事を言う人は
頭はいいかも知れませんが、ただの「バカ」です。
言葉悪いですが、本当にバカです。
店を守るのも運営するのも「店長」自身なので、
しっかり根拠ある数字を出して取り組む責任があります。
そして、それを考えてちゃんと取り組もうとしている貴方は
偉いです。そこで、
「人時売り上げを設定したのですが、
低くなり過ぎて、、、どうすればいいでしょうか?」
と相談できると、上司もちゃんと相談に乗ってくれると思います。
それでも聞いてくれない場合は私に聞いて下さい。
相談くらいは聞けます。
まとめ
①〜③まで結構有りますね。実はまだ書くことはあります。
一応、書いておくと
④シフトパターンの設定
⑤人件費設定の見直し
⑥実際にシフトを組んでみる
⑦実際に組んだシフトを1ヶ月取り組んでみて。
段階があります。
ちょっとしたマニュアルみたいな量ですね。。。
ただ、FLコストに関しては、
しっかり管理しておかないと
本当に経営自体が危うくなりますので、
ちゃんと考えて取り組めるようにしなければなりません。
別に、誰かと同じ事をしようとしなくて良いのです。
私と貴方が同じ内容のことを言っても
伝わり方は全然違ってきます。
抑えるところはしっかり抑えて、
最初は無駄に思えることでも、
改善して、成長して、結果を出して行きましょう!
活躍を期待しております。
ではまた明日。